ロゴの作り方、考え方

1 ロゴマーク=イメージづくりの最も重要な鍵

「ロゴを作る」ことは、企業にとって一大イベントです。

一般企業におけるロゴマークの開発は、企業の経営方針や企業理念をより深く理解するとともに、“その企業ならでは”の特徴を探り出し、ロゴの方向性を明確にするところから始まります。

その企業ならではのロゴマークを作る

完成に至るまでは、全社アンケート調査、経営陣を巻き込んだ会議などを繰り返し、膨大なステップを踏むことがほとんどです。
単にビジュアルデザインの善し悪しを多数決で決めるのではなく、そこにきちんと「自社の想い」「理念」「風土やらしさ」が込められているか?といった、本質的な深い議論が何度も繰り返され、ようやく一つのロゴマークが作られていきます。
(ロゴマークを作るにあたって、作成ではなく“開発”と言う場合が多いのはこのためです。)

なぜ、そこまでの時間をかけて企業がロゴマークの開発に取り組むのでしょうか?

それは他社との“イメージによる違い”を打ち出すために、このロゴマークが最も重要な鍵になるからに他なりません。_ホームページ、名刺、パンフレット、チラシ、CM、ネームプレート・・・ロゴはすべての広告物に印字されるものです。このロゴの善し悪しが、デザインによるイメージづくりの善し悪しを決定づけてしまうのです。

ロゴの持っている力は大きく以下の3つです 独自性を強める 視認性を強める 記憶性を高める

考える前にやっておきたい3つの準備

メインターゲットは誰かを書き出してみる

患者さまには色々な方がいらっしゃいます。貴院のメインターゲットとなる方は誰でしょうか?お年寄り?親子?ビジネスマン?「どんな層」に貴院の考え方を伝えたいかを言葉にして、まず書き出してみましょう。

イラスト

伝えたいことを安心感+○○で考える

医療機関であるクリニックには、“安心”というイメージが必要不可欠です。しかし、それはどのクリニックにも言えることであり、それだけでは患者さまに物足りなさを与えてしまいます。大前提である「安心」「信頼」といったイメージにプラスして、もう一歩踏み出して貴院の魅力を伝えることが大切です。「自院の強みをしっかり伝える」というワンプッシュが、競合との差を生み出すきっかけになるのです。
他のクリニックにはない、貴院の魅力とはどんなところでしょうか?

イラスト

好みではなく“想い”について議論の場を設ける

イラスト見た目がかっこいいロゴでも、クリニックの想いが込められていなければ意味がありません。表面的なかっこよさ、美しさは確かに重要ですが、そこに院長先生やスタッフの想い、クリニックの診療理念がなければ、オンリーワンのロゴを作ることはできないのです。他のクリニックにも使い回せるものではなく、「貴院だからこの形、色、表現」と言えるものであることがロゴの条件です。好き嫌いでテイストを決める前に、まずは患者さまに対する想いについて議論する場を設けましょう。

伝えたいイメージに適したデザインを選ぶ

ロゴデザインによって変わるイメージ

クリニックロゴは大きく3つに分けられます。

具体的マーク

人や動物、植物、体の一部など具体的にあるもの、日常生活で見たことがあるものを用いて表現します。わかりやすく伝えることができるので、親近感を持たせたり、体温を感じさせることができます。

ロゴイメージ

イニシャルマーク

クリニック名の頭文字などをシンボル化した表現です。持ってもらいたいイメージをイニシャルと組み合わせることで、力強さ、誠実さをダイレクトに伝えることができます。

ロゴイメージ

抽象的マーク

クリニックの理念やポリシーを四角や丸、線といった形で象徴的に表現します。想いをビジュアル化することで、言葉で説明するよりも感覚で端的に理解してもらえます。

ロゴイメージ

書体が与えるイメージ

同じ文字でも書体や大きさ、形によってその印象は大きく変わってきます。

例えば、ゴシック体は現代的・先進的な印象を、明朝体は格調の高さや品格のよさ・信頼の高さ・伝統的な印象を与えるという性質があります。

また、太い文字を使うと力強さや迫力・重厚さを、細い文字を使うと繊細さや都会的なイメージを作り出すことができます。

書体イメージ

色が与えるイメージ

色もイメージを大きく左右する重要な要素の一つです。色は見る人にさまざまな印象を与えます。一般的に、赤系統は情熱、温かさ。青系統はクールでスピーディなイメージを与え、緑は自然や環境への配慮や人へのやさしさなどのイメージを与える効果を持っています。知的で都会的なイメージを持たれたい場合は青系統、小児科で子どもにも親しみやすいぬくもりを表現する時は赤系統といった具合に使用するカラーの選定を行っていきます。

色イメージ

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