パンフレットの作り方、考え方

1 なぜ案内パンフレットが必要なのか

パンフレットイメージ

毎年約8,000人が医師国家試験に合格し、近年医師は増え続けています。
開業クリニック数も1年間で1,000件増加しています。
かつてクリニックの宣伝と言えば、駅・電柱・交通の3大看板でした。広告規制もあり、広報で集患に差が付くことはありませんでした。

今後、ますます個人のクリニックや診療所の増加が予想される中で、地域に必要とされるクリニックであり続けるために大切なことは、患者さまの心に根付くことだと私たちは考えます。患者さまが病気になってからでなく、日頃から地域生活者の皆さまに先生の広報・PR活動を行うことが必要です。

厚生労働省による医療施設(動態)調査 2008

一般的にクリニック、診療所では新患2割、既存患者8割と言われています。
パンフレットはこの2割の新患に、“想い”、“考え方”、“メッセージ”など、自己紹介・あいさつのように情緒的な情報を伝えて、クリニックについて知ってもらい、患者さまとの関係を築くことに効果があります。

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コンサートの招待状やレストランのパンフレットも同様に演奏曲やメニューの紹介だけでなく、おもてなしの心を表しています。
インターネットの普及率が70%を超えホームページが世の中に浸透した今でも、「紙」のツールは必要とされ続けています。インターネットを使った作業はどうしても人間味を感じにくく、「情報収集」というドライな行為だという印象を与えてしまうからです。
メールよりも手紙の方が“想い”が伝わりやすく体温を感じるのと同じように、手にとって直接触れながら読むという、アナログな感覚でしか伝えられない情報はたくさんあります。
だからこそ、患者さまへあいさつをする、自己紹介をする時に適しているのは「パンフレット」なのです。

パンフレットイメージ

パンフレットとチラシは違う

上記でも述べましたが、パンフレットは「あいさつ」の代わり、「自己紹介」の代わりになるもの。そのため渡し方にも気を配らなくてはいけません。チラシのようにさまざまな場所で配っても思うような効果は挙がりません。
少しでも多く配ろうとして、立て看板にBOXを無理矢理つけて配布する、飲食店店内のラックに置いてもらうという行為は、むしろ逆効果です。

配布量=患者ではありません

患者さまが手に取るシーンを考えましょう

どんな風に患者さまにパンフレットをお渡しするのかを考えましょう。
例えば、初診の患者さまに受付の方から直接「こちらもよろしければお読みください」と一言かけてから問診票と一緒に手渡す、院内のラックの上段にきちんと整頓して並べておくなど、渡し方はさまざまです。
どの場合も、パンフレットを手に取る時の患者さまの心の動き(心理動線)への配慮が大変重要です。

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